ピラティスとヨガどっちがおすすめ？効果の違いを解説し目的に合わせた選び方を紹介

「ピラティスとヨガどっちが痩せる？」
「効果・やり方の違いを知りたい」

ピラティスとヨガは呼吸を意識して行うエクササイズで共通点も多く、どっちが自分に合っているか分からない人も多いのではないでしょうか？

違いが分からないままどちらか一方を始めるとミスマッチに繋がり、思うような効果を得られない可能性もあります。

そこで本記事では、ピラティスとヨガの違いやおすすめな人の特徴を目的別にわかりやすく解説。

ピラティスとヨガどっちが自分に合っているかを正しく判断できる知識が身につくので、ぜひ参考にしてみてください。

ピラティスとヨガのどっちがいいかは、目的によって異なる

ピラティスとヨガのどちらがいいかは、エクササイズをする目的によって異なります。

ピラティスとヨガは共通点も多く混同しがちですが、動作や呼吸法が異なり得られる効果にも大きな違いがあるのです。

まずは後述する共通点を理解したうえで違いを見ていくことで、自分にはどっちが合うのかより理解しやすくなるでしょう。

それぞれの目的別におすすめな人の特徴も解説するので、併せてチェックしてみてください。

ピラティスとは？より詳しく知りたい方はこちら

共通点

ピラティスとヨガはどちらも全身の筋肉をバランスよく鍛えられるエクササイズで、以下のような共通点があります。

筋肉を強化することで新陳代謝が向上するため疲れにくくなり、身体の若々しさを維持することが可能です。

どちらも深い呼吸を意識して身体を動かし、自分自身とゆったりと向き合えるのでストレス解消やリラックス効果も得られます。

日常生活における身体の使い方も身につけられるので、ピラティスとヨガは生活の質を向上させるエクササイズと言えるでしょう。

ピラティスとヨガの違いを項目別に比較

ピラティスとヨガの項目別の違いは、以下の通りです。

共通点が多いピラティスとヨガですが、エクササイズの目的や動作に大きな違いがあります。

ピラティスとヨガの違いを知ることで、どっちを実践すべきかよりスムーズに決められるので、ぜひ参考にしてみてください。

起源・目的の違い

ピラティスとヨガの起源・目的の違いは、以下の通りです。

	ピラティス	ヨガ
起源	20世紀初頭に ジョセフ・H・ピラティスによって開発	約4,500年前にインドが発祥
目的	リハビリテーション	精神の修行

ピラティスはドイツ人の元従軍看護師であるジョセフ・H・ピラティス氏が第一次世界大戦中に負傷兵のリハビリを目的に開発したエクササイズです。

1926年にアメリカに渡ったジョセフ・H・ピラティス氏がピラティススタジオを開設したことから、ダンサーやアスリートを中心にメソッドが広がりました。

一方ヨガは、インドで宗教的な思想に基づいた修行法として実践されていたと言われており、インダス文明の遺跡からは瞑想や座法を取る像が発見されています。

1900年代にアメリカで普及すると宗教的な思想は弱まり、現代では健康法の一種として多くの人が実践するエクササイズとなりました。

動作・呼吸法の違い

ピラティスとヨガの動作・呼吸法の違いは、以下の通りです。

	ピラティス	ヨガ
動作	流れるように連続的に動く	静と動が明確に分かれる
呼吸法	胸式呼吸	腹式呼吸
呼吸法による 動作の違い	肋骨を360度立体的に膨らませるようにして息を吸う	お腹を膨らませて 息を吸う

ピラティスは流れるように身体を絶えず動かしますが、ヨガは静と動が明確に分かれているのが特徴で、得られる効果も異なります。

また呼吸法によって精神的な効果にも以下のような差があるため、自分の精神状態と向き合いながらどっちを選ぶか決めることもおすすめです。

ピラティスの胸式呼吸は交感神経を優位にし、脳を活性化させることで身体がすっきりとして集中力の向上に繋がります。

一方ヨガの腹式呼吸は副交感神経を優位にするのでリラックス効果が得られて、自律神経を整えることにも効果的です。

ピラティスの呼吸法についてより詳しく知りたい方はこちら

使用する器具の違い

ピラティスとヨガで使用する器具の違いは、以下の通りです。

ピラティス	ヨガ
＜マットピラティス＞ ・ピラティスマット ＜マシンピラティス＞ ・リフォーマー ・キャデラック ・チェア	・ヨガマット ・ヨガベルト ・ヨガブロック

どちらもマットが1枚あれば自宅でも気軽に挑戦できますが、自己流で行うとかえって身体を痛めてしまう場合があります。

まずはスタジオでプロから正しいやり方を学び、基礎を身につけることがおすすめです。

ピラティスにはマットピラティスとマシンピラティスの2種類があり、以下のような器具の違いがあります。

マシンピラティスはリフォーマーなどを使って負荷を調整しながらエクササイズでき、正しい姿勢を維持しやすいので初心者の方にもおすすめです。

ピラティスで使用する道具について詳しく知りたい方はこちら

効果・メリットの違い

ピラティスとヨガの効果・メリットの違いは、以下の通りです。

ピラティス	ヨガ
・姿勢改善 ・ボディバランスの向上 ・インナーマッスルの強化 ・柔軟性や免疫力の向上 ・ストレスの緩和 ・むくみや冷え性の改善	・自然治癒力の向上 ・内観性の向上 ・ストレスやうつ症状の緩和 ・自律神経を整える

ピラティスは体幹（コア）を支える筋肉であるインナーマッスルを強化できるので、姿勢や反り腰の改善などに役立ちます。

また筋肉量が増えることによって身体が引き締まるだけでなく、脂肪が燃えやすい身体を作ることが可能です。

呼吸を意識して絶えず動くことで集中力が高まり、自然とマインドフルネスの状態になるためリフレッシュでき、ストレスの緩和にも繋がります。

一方でヨガは心身の統一を目指してエクササイズすることで内観性が高まり、ストレス管理やメンタルヘルスの緩和に役立てることが可能です。

またヨガでは腹式呼吸を意識することで副交感神経が優位となり、自律神経のバランスが整う効果も期待できます。

デメリットの違い

ピラティスとヨガのデメリットの違いは、以下の通りです。

ピラティス	ヨガ
・独学では正しい動きが身につきづらい	・筋肉へのアプローチが少ない ・自分に合う流派を見つける必要がある ・無理にポーズをとると怪我のリスクがある

ピラティスは正しいフォームで動くことが効果に繋がるので、初心者は独学ではなくピラティススタジオに通って基礎を身につけることがおすすめ。

一方でヨガは筋肉を伸ばす動作が中心となり、筋肉へのアプローチが少ないので脂肪を燃焼させたい方には不向きです。

一口にヨガと言っても複数の流派があるため、自分の目的や身体に合った流派がどれなのかが分かりにくいと感じる場合があります。

ピラティスの効果が出るまでにかかる期間についてはこちら

効果的なタイミングの違い

ピラティスとヨガを行うのに効果的なタイミングの違いは、以下の通りです。

ピラティス	ヨガ
朝や昼	夕方や就寝2時間前

ピラティスは胸式呼吸により交感神経を刺激するため、運動後は頭や身体が活性化してリフレッシュできます。

朝や昼に行うと集中力が高まってすっきりとした状態で1日を過ごせるため、日中のパフォーマンスの向上にも効果的です。

一方でヨガは腹式呼吸により副交感神経を刺激するため、夕方に行うと1日のストレスや疲れを緩和することが可能。

またヨガをすると自律神経が整ってリラックスできるので、就寝の2時間前に行うと寝つきや睡眠の質の改善にも繋がります。

ピラティスとヨガどっちがいい？おすすめな人の特徴の違い

ピラティスとヨガのどっちがおすすめかを、目的と特徴別にまとめました。

目的・特徴	ピラティス	ヨガ
身体を引き締めたい	◎	△
運動経験が乏しい	◎	△
猫背などの姿勢を改善したい	◎	△
肩こり・腰痛を改善したい	○	△
疲れにくい身体を作りたい	○	△
怪我しにくい身体を作りたい	◎	○
精神を安定させたい	◎	◎
睡眠の質を改善したい	○	◎
身体を柔らかくしたい	○	◎

上記のチェックリストからピラティスとヨガが向いている人の特徴を、以下にまとめました。

ピラティス	ヨガ
・身体を引き締めたい人 ・猫背や反り腰が気になる人 ・身体機能を向上させたい人	・メンタルを安定させたい人 ・身体の柔軟性を高めたい人 ・ストレスを緩和したい人

ピラティスはインナーマッスルを強化し、適切な関節可動域に導くことで快適な姿勢へと改善され全体的なバランスを整えられます。

背骨や骨盤を支える筋肉が鍛えられるので猫背や反り腰を解消し、美しい姿勢を楽に保つことが可能です。

一方でヨガは筋肉を伸ばすような動作が多く、身体の柔軟性を高められるので怪我をしにくい身体になることができます。

腹式呼吸により副交感神経に働きかけることで自律神経が整い、ストレスを緩和できるのでメンタルを安定させたい人におすすめです。

結論、外見の変化を求める人はピラティス・内面の変化を求める人はヨガを選ぶといいでしょう。

ピラティスが向いている・向いていない人について詳しく知りたい方はこちら

ピラティスとヨガに関するよくある質問と回答

ピラティスとヨガに関するよくある質問と回答を紹介します。

ピラティスとヨガのどちらを選ぶかを決める際の参考にしてみてください。

ピラティスとヨガはどっちが痩せる？

ピラティスとヨガどっちがダイエットに効くかを比較すると、ピラティスの方が痩せやすいです。

ピラティスは重力に対して骨格を最適な配列に改善していくことで、必要な筋肉が日常でも自然と使われやすくなり基礎代謝が上がります。

またインナーアウターをバランスよく必要なだけ筋力トレーニングをしていけるので、引き締まりやすい身体に。

脂肪が燃えやすくしなやかな女性らしい身体を目指せるので、ダイエットが目的の場合はピラティスを選ぶといいでしょう。

運動経験が少なく筋力に自信がない人は、専用の器具が正しいフォームの維持をサポートしてくれるマシンピラティスがおすすめです。

the SILKでは代表的なピラティスマシンであるリフォーマーを使い、音楽に合わせて楽しく身体を動かせます。

リフォーマーの導入により全身だけでなく気になる部位を集中的に鍛えられるので、身体の悩みに合ったトレーニングを見つけることが可能です。

効果を実感するには正しい動作を身につけることが大切なので、the SILKのマシンピラティスをぜひご検討ください。

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ピラティスとヨガを両方やってもいい？

ピラティスとヨガを組み合わせて、両方行っても問題はありません。

ピラティスとヨガを組み合わせて行うことで、以下のような相乗効果が期待できます。

週に数回交互に行い、一方のポーズや呼吸法を忘れないようにすることがおすすめです。

ピラティスとヨガはどっちを先にやるべき？

ピラティスとヨガはどちらを先にやっても問題はありません。

まずは目標を決めて、以下のようにその目標に沿ったエクササイズから始めてみましょう。

どちらのエクササイズも続けることが大切なので、体験レッスンを受けてより継続しやすい方から始めることもおすすめです。

身体を引き締めたい人はピラティス、リラックスしたい人はヨガがおすすめ！

ピラティスとヨガは混同しがちですが、ピラティスは絶えず動くエクササイズで、ヨガはポーズをとって静止するエクササイズです。

効果にも違いがあり、より効率的に身体を引き締めたい人はピラティス・リラックスしたい人はヨガを選ぶことをおすすめします。

ピラティスとヨガがおすすめな人の特徴

ピラティス	ヨガ
・身体を引き締めたい人 ・猫背や反り腰が気になる人 ・身体機能を向上させたい人	・メンタルを安定させたい人 ・身体の柔軟性を高めたい人 ・ストレスを緩和したい人

ヨガは呼吸と瞑想を通じて心身のバランスを整え、日常生活のストレスを軽減してリラックスできます。

一方でピラティスはインナーマッスルを中心に体を鍛えられるので、引き締まった女性らしい身体づくりをサポート。

運動経験が少なく筋肉量に自信がない人は、マシンのサポートにより正しいフォームが維持しやすいマシンピラティスを選ぶといいでしょう。

身体を引き締めたい人や美しい姿勢を身につけたい人は、ぜひチェックしてみてください。