運動が苦手だけど楽に痩せたい・ダイエットがしたいと考える方も多いのではないでしょうか?
実際に身体を引き締めていく際は運動が必要になることも多いですが、脂肪が燃焼しやすい体づくりをしていく方法の1つとして呼吸法があります。
日々の生活で呼吸法を意識することで基礎代謝の向上やインナーマッスルの強化などの効果が期待でき、楽に体重減少を目指せます。
運動をしなくても、日常生活の中で意識的に呼吸するだけのため、運動が苦手な方でも簡単に取り入れられるダイエット方法です。
本記事では、痩せる呼吸法の正しいやり方と効果について詳しく解説します。
また瘦せる呼吸法の効果を高めるコツなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
蓮見 恵莉
(the SILKインストラクター)
【保有資格】
・PSGA JAPANコンプリヘンシブ マスターインストラクター
・IBMA認定ピラティスベーシック
・IBMA認定ヨガベーシック
・コラーゲンスタジオ協会認定 マスターインストラクター
・アスリートフードマイスター初級
・美肌食マイスター初級
【その他】
・グループリフォーマープログラム監修
【プロフィール/経歴】
the SILKの在籍インストラクター。
23歳で出産の後、フィットネスクラブでインストラクターの活動をはじめる。
ヨガ、ピラティス、ストレッチ、セルフマッサージクラスなどの指導をして10年。
現在はフリーのインストラクターとしてスタジオレッスン、パーソナルトレーニングの指導をメインに、PSGA JAPAN等の養成講師も務める。
呼吸がダイエットに効果的な理由
呼吸がダイエットに効果的な理由は、基礎代謝の向上とインナーマッスルの強化にあります。
正しい呼吸法を意識して行うことで、身体全体の代謝が活性化され、脂肪燃焼効果が高まりやすくなる(※)のです。
※参照:株式会社 総合医科学研究所
そもそも呼吸は、人間の生命活動の根幹を支える重要な機能で、1日に約2万6000回(※)も行われています。
※参照:日本医師会
正しい呼吸法を意識することで体内に十分な酸素が取り込まれ、エネルギー代謝が活発になるため、ダイエット効果があると言えるでしょう。
特に腹式呼吸を行うことで横隔膜(おうかくまく)という胸とお腹を仕切っている筋肉が大きく動き、より多くの酸素を取り込むことができます。
また腹式呼吸をする際は、横隔膜や腹筋・骨盤底筋群などの普段の生活では意識的に使わないインナーマッスルが鍛えられ、お腹を引き締める効果にも期待できるでしょう。
それぞれのインナーマッスルの役割は、以下の通りです。
インナーマッスル | 役割 |
---|---|
腹横筋 | 最も深層にある腹筋で、内臓を支える役割がある |
骨盤底筋群 | 骨盤内臓を支え、姿勢の維持に重要な役割がある |
腹斜筋 | 体幹の回旋や側屈に関わる筋肉 |
正しい呼吸法を実践し効果的にインナーマッスルを鍛えることで、体幹が安定し姿勢が改善されるだけでなく、内臓の位置も正しい位置に保たれるようになります。
その結果、代謝が向上し脂肪が脂肪が燃焼しやすい体づくりにつながるのです。
さらに腹式呼吸は血流やリンパの流れを促進する効果にも期待できるため、老廃物が排出され浮腫みも改善されやすいでしょう。
痩せる呼吸法と効果を紹介
痩せる呼吸法には、代謝アップやインナーマッスルの強化、ストレス軽減など、様々な効果があるのが特徴です。
ここでは、以下4つの効果的な呼吸法を紹介します。
これらの呼吸法を日常生活に取り入れることで、特別な運動をしなくても、自然と痩せやすい体質に近づけるでしょう。
どれも自宅で手軽にできる簡単な方法なので、ぜひ取り入れてみてください。
寝ながら痩せる呼吸
寝ながら痩せる呼吸法には、「ドローイン」と「ブレーシング」の2種類があります。
これらの呼吸法は腹圧を高め、インナーマッスルを効果的に鍛えられるのが特徴です。
それぞれのやり方を紹介します。
ドローインは、お腹をへこませた状態をキープしながら呼吸を行う方法です。
- 仰向けになり、膝を90度くらいに曲げる
- お腹の左右に両手を当てる
- 身体をリラックスさせ、ゆっくりと息を吐きながらお腹をへこませる
- これ以上へこまないところまできたら、そのまま浅い呼吸を30秒ほど続ける
- ①~④を繰り返す
ドローインは、お腹をへこませるときに、おへそを背中の方へ引き込むイメージで行います。
無理に力を入れすぎると呼吸がしづらくなるため、呼吸は止めずに浅く続けられる範囲で背中に近づけられるようにしましょう。
一方ブレーシングで息を吸うときは、おへその下に風船があるのをイメージして横隔膜や骨盤底筋群など、腹部全体が膨らむように意識します。
その状態のまま呼吸が止まらないように、浅く呼吸を続けることが大切です。
上記2つの呼吸法は、就寝前や起床後のわずかな時間で実践できます。
運動が苦手な方でも毎日の習慣として取り入れやすい呼吸法なので、継続的に行いインナーマッスルを鍛えて代謝アップを目指しましょう。
腹式呼吸
腹式呼吸は、ダイエットや健康維持に効果的な呼吸法です。
腹式呼吸では横隔膜を使って深く正しく呼吸することで、代謝アップや内臓機能の改善などの効果が期待できます。
正しい腹式呼吸のやり方は、以下の通りです。
- 椅子に座るか仰向けの状態で姿勢を整える
- 背筋を伸ばし、リラックスした状態にする
- 片手をみぞおちに、もう片手を下腹部に置く
- 口からゆっくりと息を吐き出し、お腹をへこませるようにする
- ゆっくりと鼻から息を吸い、下腹部が膨らむように意識する
- ①~⑤を繰り返す
息を吸うときはお腹の動きに意識を向け、息を吸うときは下腹部が膨らみ、吐くときはへこむようにするのがポイントです。
また腹式呼吸を行う際は、肩や首などに力が入らないように全身の力を抜きましょう。
息を吸うときは新鮮な空気を取り込むイメージ、吐くときはストレスや疲れを吐き出すイメージを持つと、より効果的です。
腹式呼吸を日常に取り入れるとダイエット効果以外にも、心身のリラックスにもつながるので、ぜひ試してみてください。
深呼吸
深呼吸はダイエット効果だけでなく、ストレス軽減や代謝アップなど、多くの健康効果が期待できる呼吸法です。
正しい深呼吸のやり方は、以下の通りです。
- 仰向けに寝るか椅子に座り、リラックスした姿勢を取る
- 手をおへそあたりに置き、お腹の動きを確認できるようにする
- 鼻からゆっくり息を吸い、下腹部を意識的に膨らませる
- 吸った状態で息を止め、さらに鼻から息を吸いお腹をめいっぱい膨らませる
- 鼻からゆっくりと息を吐き出し、お腹をへこませるように意識する
- ①~⑤を繰り返す
深呼吸は早すぎると正しい効果が得られないため、呼吸の長さとお腹の動きを意識して行うのがポイントです。
吸って吐き終わるまで10秒以上かけると良いでしょう。
また、肩や首に力が入らないよう全身の力を抜き、心身をリラックスした状態で行うことも大切です。
この呼吸法を継続することで、基礎代謝のアップや自律神経の調整・内臓機能の活性化をはじめ、ストレスからくる過食の抑制にも役立ちます。
ただし、上記は呼吸法だけでは難しい側面もあるので、適度に運動なども取り入れてみてください。
鼻呼吸
鼻呼吸は、健康維持やダイエットに効果的な呼吸法です。
口呼吸と比べて多くのメリットがあり、基礎代謝を上げ、痩せやすい体質づくりや健康的なライフスタイルの実現に期待できます。
正しい鼻呼吸のやり方は、以下の通りです。
- 背筋を伸ばして、リラックスした姿勢を取る
- 口を閉じて舌先を上顎の前方に軽く当てる
- ゆっくりと鼻から息を吸い、胸・お腹が膨らむように意識する
- 吸った状態で、軽く息を止める
- ゆっくりと鼻から息を吐き出し、お腹がへこむように意識する
鼻呼吸は基礎代謝を上げる効果があり、エネルギー消費が増加し、痩せやすい体質になります。
またその他にも、口呼吸と比べて酸素の取り込み量が多いため、脳への酸素供給が増え、集中力の向上にもつながります。
日常生活の中で意識的に鼻呼吸をすることで簡単に取り入れられる呼吸法です。
特別な時間や場所を必要としないため、通勤中やデスクワーク中など、あらゆる場面で取り入れてみましょう。
痩せる呼吸法の効果を高める方法
呼吸法だけでもダイエットの効果に期待できますが、他の健康的な習慣と組み合わせることで、さらに高いダイエット効果が期待できます。
呼吸法の効果を効果的に引き出すための方法は、以下の通りです。
これらの方法を呼吸法と組み合わせることで、より効果的かつ持続可能なダイエットが可能になります。
健康増進にもつながるため、長期的な視点で体重減少を目指しましょう。
有酸素運動や筋トレ
呼吸法によるダイエット効果をさらに高めたい場合、有酸素運動や筋トレを取り入れるのがおすすめです。
以下のような有酸素運動は、脂肪燃焼を促進し、基礎代謝を上げる効果があります。
- ウォーキング
- ジョギング
- サイクリング
これらの有酸素運動を1日15分~30分程度、呼吸法と組み合わせて行うことで、より効果的なダイエットが期待できます。
ただし、急激な運動は逆効果になる可能性があるため、徐々に強度を上げていくことが大切です。
運動が苦手な方や初心者の方は、まずは通勤時の家から駅までのウォーキングやサイクリングに呼吸法を組み合わせるところから始めてみましょう。
ヨガやピラティス
ヨガやピラティスは、呼吸を重視する運動法で、痩せる呼吸法と相性が良いエクササイズです。
これらの運動は、身体的な効果だけでなく、精神的なリラックス効果にも期待できます。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
項目 | ヨガ | ピラティス |
---|---|---|
呼吸法 | 腹式呼吸 | 胸式呼吸 |
効果 | ・リラックス効果 ・自然治療力を高める | ・インナーマッスルの強化 ・姿勢改善 ・肩こりや腰痛の緩和 |
おすすめの人 | ・メンタルを安定させたい人 | ・ダイエットをしたい人 ・ボディラインを整えたい人 ・身体機能を向上させたい人 |
ヨガは、深い呼吸と身体の動きを同期組み合わせることで心身のバランスを整え、ストレスを軽減する効果が期待できます。
腹式呼吸を主に用いて運動を行うため、深い呼吸ができるのが特徴です。
一方ピラティスとは、専用のマシンなどを活用し、効率的にインナーマッスルを鍛えられます。
ピラティスの呼吸法は、主に胸式呼吸で息を吸う時に横隔膜を下げ、吐く時に上げるという呼吸法です。
腹筋を効果的に使う呼吸法なので、運動が苦手な方でも始めやすいでしょう。
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ピラティスの基本情報や
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痩せる呼吸法に関するよくある質問
痩せる呼吸法に関するよくある質問を紹介します。
いくら呼吸法を試しても、正しい方法でできていないとダイエット効果には期待できません。
上記の質問をチェックして、痩せる呼吸法についてより深く理解し、効果的に実践してみましょう。
丹田呼吸法ダイエットのやり方は?
丹田呼吸法は、東洋医学の考え方に基づいた呼吸法で、ダイエットにも効果があるとされています。
具体的なやり方は、以下の通りです。
- 背筋をまっすぐに伸ばし、あぐらをかいて座る
- へそから3cm下、体の内側3cmの位置にある丹田に意識を集中させる
- 丹田に空気が入っていくイメージをしながら、鼻から息を吸う
- 吸った息を丹田で止め、ゆっくりと口から息を吐く
- ①~④を繰り返す
この呼吸法は、代謝を上げ、内臓機能を改善することでダイエット効果が期待できます。
正しい効果を得るためには、へそから3cm下、体の内側3cmの位置にある丹田に意識を集中させるのがポイントです。
ストレス軽減にも効果があるため、ストレス由来の過食防止にも役立てたい方は、ぜひ実践してみてください。
お腹が痩せる呼吸法はある?
お腹周りの脂肪を効果的に燃焼させる呼吸法として挙げられるのは、腹式呼吸です。
お腹の筋肉を意識的に使うことで、インナーマッスルを鍛え、代謝を上げる効果があります。
また、内臓の位置を整えることで、ポッコリお腹の改善にも役立つでしょう。
腹式呼吸を行う際は、お腹の動きに意識を向けることが重要で、ゆっくりと呼吸することでより高い効果が期待できます。
正しい呼吸法と適度な運動で、効果的に痩せよう!
痩せる呼吸法は、日常生活に簡単に取り入れられるダイエット・健康的な生活を維持する方法です。
それぞれの呼吸法の効果を得るためには、「正しいやり方」と「お腹の動きや姿勢を意識」して実践する必要があります。
ダイエットにおすすめな呼吸法
呼吸のダイエット法は特別な器具や場所を必要とせず、運動が苦手な方でも取り入れやすいのが魅力です。
日常生活の中で意識的に呼吸法を取り入れる習慣をつけるだけで、気軽に実践できるでしょう。
正しい呼吸法を身につけ、自分に合った呼吸法と適度な運動と組み合わせることで、より効果的に痩せやすい体質を作ることができます。
そのため、慣れてきたら有酸素運動やピラティスなどを組み合わせるのがおすすめです。
the SILKでは、専用のマシン「リフォーマー」を使用したマシンピラティスが受講できるため、効果的にインナーマッスルを鍛えられます。
呼吸法と組み合わせて、より高いダイエット効果を目指したい方は、ぜひthe SILKをチェックしてみてください。
呼吸法を組み合わせて効果的にインナーマッスルを鍛えられる!【the SILK】
the SILKでは、専用マシン「リフォーマー」を使用した1コマ50分のグループレッスン・パーソナルレッスンが受講できます。
解剖学を活かした本格的なアプローチで、体の仕組みや正しい呼吸法などが学べます。
the SILKのマシンピラティスは、器具のサポートで自分にかかる負荷を調整できるため、初心者の方や運動が苦手な方でも継続しやすいのが魅力です。
マシンピラティスに期待できる効果
- インナーマッスルを鍛える
- シェイプアップ
- 姿勢改善
- 筋力アップ
- 浮腫みや冷え性の改善
- ストレス解消
ピラティスは体の深部にあるインナーマッスルを胸式呼吸とエクササイズを用いて鍛えることで、理想のボディメイクやシェイプアップを目指せるでしょう。
the SILKのグループレッスンではエクササイズを音楽に合わせながら楽しく行い、パーソナルレッスンでは一人ひとりの目的や身体の状態に合わせたレッスンを受講できます。
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