「運動を始めたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」と感じている方は多いのではないでしょうか?
忙しい日常の中で運動時間を確保するのは難しく、せっかく始めても長続きしないというジレンマを抱えている方も少なくありません。
そこで本記事では、20代から60代までの女性200名を対象に「運動不足の実態」や「取り入れやすい運動方法」についてアンケート調査を実施し、運動不足を感じた際に何から始めるべきか、継続しやすい運動習慣のポイントを詳しくご紹介します。
「続けられるか不安」「モチベーションが維持できない」などのお悩みを抱えている方も、ぜひ参考にしてみてください。
【the SILK 独自調査情報】
本記事は、the SILK編集部独自アンケート結果をもとに構成・執筆しています。
アンケートの実施内容 | 概要 |
---|---|
調査方法 | Webアンケート(クラウドワークス) |
調査地域 | 全国 |
対象者 | 女性 |
調査期間 | 2025年4月10日~4月24日 |
調査人数 | 200名 |
私たちは
「女性専用マシンピラティススタジオthe SILK」です
the SILKは、「いつからでもカラダは変えられる」という想いを大切に、音楽に合わせて楽しく身体を動かすマシンピラティスのレッスンを提供しています。
健康的な生活の基盤となる運動習慣は、日々の生活に取り入れることで変化をもたらします。
毎日たった15分のエクササイズでも、姿勢の改善や体幹の強化につながるでしょう。
the SILK BLOOMでは、「いつからでもカラダは変えられる」を実現するための有益な情報を発信しています。
以下では、ピラティスについてまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
運動不足の実態

約4割が「ほとんど運動していない」
現代女性の運動習慣について調査したところ、約4割(39.5%)の女性が「ほとんど運動していない」と回答しました。
今回実施した20代から60代までの女性200名へのアンケートでは、定期的に運動している人も一定数いるものの、多くの女性が運動習慣を持てていない実態が明らかになりました。
年代別に見ると、30代〜40代の働き盛り・子育て世代に運動不足の傾向が特に強く、この年代の女性の多くが時間の制約や疲労から運動を後回しにしていることがわかります。
運動の頻度 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
---|---|---|---|---|---|
週3回以上 | 18.52%(5人) | 15.46%(15人) | 11.86%(7人) | 18.75%(2人) | |
週1〜2回 | 44.44%(12人) | 34.02%(33人) | 25.42%(15人) | 43.75%(7人) | 100%(1人) |
月に1〜2回程度 | 18.52%(5人) | 8.25%(8人) | 16.95%(10人) | ||
ほとんど運動していない | 18.52%(5人) | 42.27%(41人) | 45.76%(27人) | 37.50%(6人) |
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2023」では、18〜64歳の成人は週に60分以上の中強度の有酸素運動が推奨されていますが、今回の調査結果では約半数の女性がこの基準を下回っていることが示唆されています。
運動不足を感じるきっかけTOP3
運動不足を感じるきっかけについて調査したところ、「体力の低下を感じた」が142人と最も多く、次いで「体重の増加を感じた」(98人)、「肩こりや腰痛など身体の不調」(82人)という結果になりました。

特に体力低下は全体の71%の女性が実感しており、階段での息切れや重い荷物が持ちにくくなったといった日常生活での変化が運動の必要性を認識させるきっかけとなっています。
上記の回答以外にも、「おしりが垂れてきた」「疲れやすい」「出産後に明らかに運動量が減った」などの声が挙がっており、身体の変化を具体的に感じることが運動を始めるモチベーションになっているようです。
200名の女性が選んだ運動不足解消の第一歩

運動不足を感じたとき、何から始めれば良いのかについて女性200名に調査した結果、最も多く選ばれたのは「ウォーキング・ジョギング」でした。
今回の調査では、特別な道具や設備を必要とせず気軽に始められる運動が上位を占め、多くの女性が「まずは手軽に」という視点で運動を選択していることが明らかになりました。
全体として「自宅や身近な場所でできる」「専門的な知識やスキルが不要」「初期投資が少ない」といった特徴を持つ運動方法が支持されており、これらは運動習慣を形成する上での重要なポイントと言えるでしょう。
1位:ウォーキング・ジョギング
運動を始めたいと思ったとき、最初に取り組もうと考えた運動として、47.0%(94人)の女性が「ウォーキング・ジョギング」を選択しました。
主な理由には、以下のような声が寄せられていました。
▼取り組んだ人の声

特別な道具がいらず、すぐに始められる



家の近くを歩くだけなので時間も場所も選ばない



体への負担が少なく、自分のペースで続けられそう
ウォーキングは特別な準備や技術がなくても始められ、自分のペースで強度を調整できるのが魅力です。
また、自宅の周辺や通勤途中など、日常生活に組み込みやすい点も運動習慣のない方でも無理なく取り入れられる方法として高く評価されています。
2位:YouTubeやアプリの宅トレ
2位に選ばれたのは「YouTubeやアプリの宅トレ」で、20.0%(40人)の女性が選択しました。
スマートフォンやインターネットの普及により、自宅で手軽にプロの指導を受けられる環境が整っていることが影響していると考えられます。
宅トレを選んだ理由としては、以下のようなコメントが目立ち、「人目を気にせず自分のペースでできる」「時間や場所を選ばない」という点が、働く女性や子育て中の方に高く評価されているようです。
▼取り組んだ人の声



子どもが寝た後の短時間でもできる



通勤や移動の時間がかからず効率的



自分のレベルや好みに合った動画を選べる



無料で質の高い指導が受けられる
また、コロナ禍以降、オンラインフィットネスコンテンツが増加しており、初心者から上級者まで様々なニーズに応えるコンテンツが充実していることも背景にもあると言えるでしょう。
3位:ヨガやストレッチ
3位には「ヨガやストレッチ」が選ばれ、16.0%(32人)の女性が選択しました。
体への負担が比較的少なく、柔軟性向上やリラクゼーション効果も期待できるため、運動初心者や体力に自信のない方に支持されています。
特に「デスクワークによる肩こりや腰痛の緩和」を目的とする方々からの支持が高いことがアンケートから明らかになりました。
ヨガやストレッチを選んだ理由としては、以下のような声が多く見られました。
▼取り組んだ人の声



激しい運動が苦手



運動不足解消だけでなく、ストレス解消も期待できる



筋肉をほぐして体の不調を改善したい
定期的なヨガやストレッチは柔軟性の向上だけでなく、筋力増強や姿勢改善・ストレス軽減など多面的な効果が期待できます。
また、強度を自分で調整しやすいため、運動経験の少ない方でも安心して取り組めることも人気の理由の1つと言えるでしょう。
運動を始める際のハードル


「続けられるか不安」「モチベーション維持の難しさ」が多数
運動習慣を身につけようとする際には、様々なハードルが存在します。
今回200名の女性に対して行ったアンケート調査では、「続けられるか不安」「モチベーションが維持できない」「時間がない」の3つが主な障壁として挙げられました。
それぞれの理由には、以下のような声が寄せられました。
▼「続けられるか不安」



過去に何度も挫折した経験がある



最初は意気込むが、すぐに飽きてしまう
▼「モチベーション維持の難しさ」



目に見える効果が出るまでに時間がかかる



一人で続けるのは孤独で楽しくない



仕事や家事の忙しさでついつい後回しにしてしまう
このハードルを乗り越えるためには、無理のない目標設定や、楽しみながら継続できる工夫が重要だと言えるでしょう。
女性200名が選んだ「取り入れやすい」運動方法


1位:YouTubeなどの無料動画を見ながら自宅で運動
今回の調査では、「取り入れやすい」と感じる運動方法について200名の女性に尋ねたところ、特別な道具や施設を必要とせず、時間や場所に縛られない方法が上位を占めました。
特に自宅で気軽にできる方法や日常生活に組み込める運動が支持される傾向が顕著で、全体の60%が「YouTubeなどの無料動画を見ながら自宅で運動」を選択しています。
スマートフォンやタブレットなどのデバイスの普及と高品質な無料フィットネスコンテンツの増加により、自宅でのトレーニングがより身近になっていることが背景にあると言えるでしょう。
この方法を選んだ理由としては、以下のような声が多く寄せられていました。
▼体験者の声



時間を選ばず、気が向いたときにすぐできる



天候に左右されない



人目を気にせず取り組める



レベルや目的に合った動画を選べる
特に「子育て中」「忙しい」という女性からの支持が高く、通勤時間や着替えの手間が省ける点が大きな魅力となっているようです。
2位:ウォーキングやストレッチなど外での軽い運動
2位は「ウォーキングやストレッチなど外での軽い運動」で、88人(44%)の女性が選択しました。
この運動方法も「YouTubeなどの無料動画」と同様に、特別な技術や道具を必要とせず、自分のタイミングで始められることが支持された理由です。
この方法を選んだ理由としては、以下のようなコメントが目立ちました。
▼体験者の声



通勤途中や買い物のついでにできる



新しい景色を見ながら歩くのが楽しい



ストレス解消になる
厚生労働省が推奨している週に60分以上の中強度の有酸素運動(※)では、ウォーキングがこの要件を満たす最も取り入れやすい活動の1つとされています。
※参照:厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2023」
3位:家事の合間にできる「ながら運動」
3位の「家事の合間にできる『ながら運動』」は72人(36%)の女性に選ばれました。
特別に時間を確保する必要がなく、日常生活の中で自然に体を動かせる点が評価されています。
特に「時間がない」とハードルを感じている女性からの支持が高く、「ついでに」運動できる手軽さが魅力です。
▼体験者の声



お金がかからず、隙間時間にコツコツできる



家事育児の間にできる



すぐに始められそう
また、家事自体もカロリー消費につながる活動であり、「ながら運動」は、特に忙しい女性にとって運動習慣の第一歩として取り入れやすい方法と言えるでしょう。
運動を続けて感じた効果と期待する変化
実際に運動を始めて実感した変化TOP5


運動を習慣化することで得られる効果は多岐にわたります。
アンケート調査の結果、運動を始めて実感した変化として最も多かったのは「気分が前向きになった」で42人(21%)、次いで「体重が減った」30人(15%)、「疲れにくくなった」と「肩こりや腰痛が改善した」「睡眠の質がよくなった」がいずれも約14%(27〜28人)という結果になりました。
これらの変化は運動を始めてから比較的早い段階で感じられることが多く、継続のモチベーションになっているようです。
一方で28.5%「まだ効果は実感していない」と回答しており、特に見た目の変化などは時間がかかることが実感できていない理由に挙げられます。
運動不足解消で期待する効果


運動不足解消で期待する効果については、「体型の変化(引き締めなど)」が120人(60%)と圧倒的に多く、次いで「疲れにくい体をつくる」114人(57%)、「肩こり・腰痛の軽減」73人(36.5%)という結果になりました。
見た目の変化や体力向上・身体の不調改善など、具体的な変化への期待が大きいことがわかります。
「その他」の回答では、「免疫力の向上」「筋肉量の低下を防ぐ」「基礎体力の向上」「ボディーメイクとカロリー消費」といった具体的な効果が挙げられており、健康面と美容面の両方への期待が見られます。
運動不足解消のために無理なく始めるポイント
運動習慣を身につけるには、無理のない形で始めることが成功の鍵です。
200名の女性へのアンケート結果からも、「継続しやすい」「楽しめる」「日常に組み込みやすい」という3つの要素が運動不足の解消に重要であることが分かりました。
特に運動習慣がない状態から始める場合、いきなり高い目標を設定すると挫折しやすくなるため、「まずは今より10分多く体を動かす」「日常生活に組み込む」などの小さな一歩から始めましょう。
今回の調査では「YouTubeの動画を見ながらの運動」が最も取り入れやすい方法として挙げられましたが、「ながら運動」で意識的に運動を取り入れることで1日の消費カロリーを徐々に増やし、基礎代謝を高める効果が期待できます。
運動不足解消は一朝一夕にはいきませんが、無理なく楽しみながら継続しましょう。
アンケート結果から分かった無理せず始める運動のコツ
200名の女性へのアンケート調査から、運動不足解消のために無理なく始める方法が明らかになりました。
約4割の女性が「ほとんど運動していない」現状の中、「体力の低下」「体重の増加」「肩こりや腰痛」が運動を始めるきっかけとなっています。
しかし、運動不足の人が習慣を身に付けるには、以下のように継続のしやすさを第一に考えることが大切です。
【運動習慣を無理なく始めるためのポイント】
- 自分に合った運動を選ぶ
- 小さな目標から始める
- 日常生活に組み込む工夫をする
- 記録と可視化を取り入れる
新しい習慣が定着するまでにはある程度時間がかかりますが、アンケートでも挙がっていた「5分間だけでも毎日続ける」「自分の好きなことと組み合わせる」といった工夫を取り入れるのもおすすめです。
自分ができる小さな一歩から始め、徐々に活動量を増やしていくことで、無理なく運動習慣を身につけましょう。