多くの女性が気になっている悩みのひとつが「姿勢の悪さ」です。見た目の印象だけでなく、肩こりや腰痛、集中力が続かないといった不調にもつながることがあります。
そこで今回はNEXERと共同で、全国の女性250名を対象に「姿勢」についてのアンケートを実施しました!
「姿勢に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年8月19日 ~ 8月25日
調査対象者:全国の女性
有効回答:250サンプル
質問内容:
質問1:自分の姿勢が悪いと感じたことはありますか?
質問2:主にどんな時に自分の姿勢が悪いと感じることが多いですか?
質問3:姿勢が悪いことによって生活や健康に支障が出ていると思いますか?
質問4:どのような支障が出ていると感じますか?
質問5:姿勢を改善するために何かをやっていますか?
質問6:どんなことをやっていますか?特に意識して取り組んでいることをひとつだけ選んでください。
質問7:効果はどうですか?
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
質問1:自分の姿勢が悪いと感じたことはありますか?

まずは「自分の姿勢が悪いと感じたことがあるか」を聞いてみました。その結果、77.6%の人が「ある」と答えており、多くの人が姿勢に課題を感じていることがわかります。
さらに質問2では「どんなときに姿勢が悪いと感じるか」を尋ねてみました。その回答の一部をご紹介します。
姿勢が悪いと感じることがとてもある
- 鏡で自分を横から見た時に巻き肩だなと思う。(10代・女性)
- 仕事中PC作業に熱中している時。(20代・女性)
- 日常で立っている時。待ち時間等直立している時。(30代・女性)
- スマホをみているとき。(40代・女性)
- 写真を撮った時に傾いている。(40代・女性)
- 座っている時に背中が丸まったり腰が滑っている。(50代・女性)
姿勢が悪いと感じることがややある
- 肩こりが激しい時。(20代・女性)
- 首が痛くなるとき。(30代・女性)
- お腹が出る楽な姿勢をとってるなと度々感じる。(30代・女性)
- すぐに脚を組んでしまうから。(40代・女性)
- 長時間スマホを見すぎて肩がこって頭が痛い。(40代・女性)
- 片足に重心がかかっている時。(50代・女性)
姿勢の悪さを感じやすいのは「仕事中にパソコンに向かっているとき」や「スマホを使っているとき」など、同じ体勢を続けている瞬間でした。
さらに「鏡を見たとき」や「写真に写った自分を見返したとき」に、自分の姿勢の乱れに気づく人も少なくありません。
質問3:姿勢が悪いことによって生活や健康に支障が出ていると思いますか?

次に質問3では「姿勢が悪いことで生活や健康に影響があると思いますか?」と尋ねました。その結果、74.2%もの人が「支障が出ている」と答えています。
質問4では、実際にどんな支障があるのかを聞いてみましたので、その一部をご紹介します。
支障があるととても思う
- 肩こり頭痛。(10代・女性)
- 視力の低下。体型の変化。(20代・女性)
- 痩せにくかったり、体を痛めやすい。(30代・女性)
- カラダのゆがみ、足が疲れやすい、筋力低下。(40代・女性)
- 骨盤がいがんでいる。(40代・女性)
- 腰痛などが出るし、スタイルが悪く見えるし、お腹もポッコリ出る原因になると思う。(50代・女性)
支障があるとやや思う
- 血流のめぐりが悪い。(10代・女性)
- 猫背によって呼吸器官が圧迫されている感じがある。(20代・女性)
- 内臓(主に腸)の動きが悪い感じがする。(30代・女性)
- 見栄えが悪くて、口内にも悪影響。(40代・女性)
- 腰が痛くなる。(50代・女性)
姿勢が悪いと、肩こりや腰痛などの痛みにとどまらず、「疲れやすい」「呼吸がしづらい」といった不調が体全体に表れることがわかりました。
つまり、姿勢の乱れは、体に不調を引き起こすだけでなく、生活の質そのものを低下させてしまうことが示されています。
質問5:姿勢を改善するために何かをやっていますか?

質問5では、生活や健康に影響が出ていると感じている人に「改善のために行動しているか」を聞いてみました。その結果、32.0%の人が「やっている」と回答しました。
一方で、支障を感じていながらも、約3分の2の人はとくに何もしていないことがわかります。
質問6:どんなことをやっていますか?特に意識して取り組んでいることをひとつだけ選んでください。

では、姿勢を改善するためにどのようなことを行っているのでしょうか?質問6では、とくに意識して取り組んでいる内容について尋ねてみました。
その結果、最も多かったのは「ストレッチやヨガをする」で59.7%となりました。次いで多かったのは「日常生活の中で姿勢を意識して過ごす」で24.2%となり、生活のなかで実践できる方法を工夫して取り入れていることがわかりました。
質問7では「これらの対策で効果を実感できていますか?」と聞いてみました。寄せられた回答のなかから、一部をご紹介します。
ストレッチやヨガの効果
- 少しだけ改善された。(10代・女性)
- 意識では変わるけど、気がつくと猫背に戻ってしまう。(30代・女性)
- 効果が出ているのか分からない。(40代・女性)
- 長時間作業を止めてストレッチを心掛けて、肩こりと腰の痛みは緩和されてます。(50代・女性)
- やらないよりはマシという程度。(60代・女性)
日常生活で意識することの効果
- 意識するようになったことで以前よりはよくなったと思う。(30代・女性)
- 気を抜いては駄目ですが、肩こりや足の痛みはだいぶましになりました。(40代・女性)
- 一時的には良いが、すぐ戻ってしまう。(50代・女性)
- あまり効果がない。すぐに猫背になる。(60代・女性)
ピラティスの効果
- 姿勢がかなり改善し、肩こりなどが改善した。(30代・女性)
- ほぼ毎日寝る前にストレッチをしないと気が済みません、時間があったらマッサージに行きたいです。(40代・女性)
筋トレやジムの効果
- 意識するようになった。(50代・女性)
- 懐疑的。(50代・女性)
ストレッチやヨガを続けたり、日常生活で姿勢を意識したりすることで、以前より改善を実感している方も見られました。その一方で「効果があるのか分からない」と感じる声や、「一時的にはよくなるが継続しない」という意見もありました。
また、ピラティスに通っている方の多くは効果を実感している印象があります。さらに、筋トレやジムに通うことで姿勢を意識するようになったという声も寄せられました。
まとめ
今回は「姿勢」に関するアンケートを実施し、その結果を紹介しました。調査では、77.6%の方が「姿勢が悪いと感じたことがある」と回答しており、4人に3人が自身の姿勢に問題を感じていることがわかりました。
改善方法としては、ストレッチやヨガ、ピラティスといった体を動かす取り組みや、姿勢矯正ベルト・姿勢サポート家具などの環境整備が挙げられています。
実際に「意識することで以前よりよくなった」と答える方もいる一方「なかなか効果を感じられない」という声もありました。とくに、ピラティスを取り入れている方からは、効果を実感している割合が高い傾向が見られました。
姿勢の悪さは見た目の問題にとどまらず、生活や健康にも影響を及ぼします。ストレッチやヨガなど日常的な工夫に加えて、専門的なレッスンを取り入れるのも効果的です。気になる方は、この機会に自分に合った改善方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
<記事等でのご利用にあたって>
引用元が「株式会社NEXERとthe SILK(ザ シルク)による調査」である旨の記載
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